別子銅山

住友の事業は、16世紀後半に、京都で、当時南蛮吹きと称された銅吹き(銅精錬)と銅細工を手掛けたことに始まります。その後拠点を大阪に移し、銅吹所の経営、外商との 銅取引を行うとともに、銅山の経営に着手しました。

別子銅山(愛媛県)は元禄3年に発見され、翌元禄4年(1691年)に第4代住友友芳が幕府から稼行権を取得し、開坑して採掘を始めました。 この別子銅山が、現在の住友の諸事業の礎となったのです。

旧別子全景

別子開坑300年記念事業

別子銅山は280余年にわたる稼行のうえ昭和48年(1973年)に閉山となりましたが、平成2年(1990年)にその開坑300年を迎えるに当たり、住友グループ各社の発展について社会への感謝の気持ちを表すため、住友グループ各社合同で記念事業を行いました。

住友財団は、この別子開坑300年記念事業の一環として設立が企画され、1990年4月に財団を設立することを発表、設立準備の後、1991年9月25日に内閣総理大臣の設立許可を得、住友グループ20社の基金拠出を受けて設立されました。

設立趣意書  設立者


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