2010年度 環境研究助成 募集要項


人類が直面している最大の問題の一つである環境問題の解決・改善に資する研究に対して、下記のとおり助成を行います。

一 般 研 究

課 題 研 究


1. 助成対象研究

環境に関する研究
(分野は問いません。)

<例>

自然科学分野

  • 大気圏、水圏、地圏、生物圏等の環境に関する研究
  • 省エネ・省資源、廃棄物処理等対策技術の研究

人文・社会科学分野

  • 環境問題の分析・評価、環境計画
  • 環境問題に関する政策的研究

その他環境に関する総合的研究

本年度募集課題

「共通する環境問題解決のための国際共同研究」

 世界にはいろいろな国際的環境問題が存在する。土壌汚染のように、ローカルだが世界でどこでも起こる共通した問題もあれば、温暖化のようにグローバルに世界のすべての人が関係する問題もある。しかしいずれにせよ世界のさまざまな地域の人が共通に関心を持つ問題であることに変わりはない。また住む地域が違えば同じ問題でも異なった視点、異なったアプローチが有効であることもしばしばである。その意味で、異なった地域の研究者が国際的に連携をとりながら共同で同一問題の研究を進めることはきわめて意義の高いものと考える。本課題研究では、複数の国々の研究者が協力することにより、より効果的かつ普遍的な研究成果がもたらされるような国際共同研究を募集する。


2009年度の助成対象


2. 助成金額と件数

総額:9,000万円
1件当たりの助成額:
             最大500万円
 助成件数:50件程度

総額:2,000万円
1件当たりの助成額:
           最大1,000万円
助成件数:2件を予定


3. 助成期間

原則として1年間
(2010年11月〜2011年10月)
希望される場合は更に6カ月間を限度として延長可

2年間(最長)
(2010年11月〜2012年10月)


4. 応募資格

  特に制約はありません。

応募する研究者(グループの場合は代表者)が研究計画の推進に責任を持ち、助成金の管理及び助成期間満了後の報告を確実に行えることを条件とします。
機関に所属している研究者の場合は、助成申請にあたり、所属機関の長(大学の場合は学科長・学部長以上)の承諾が必要となります。
応募する研究者は、本年度当財団の研究助成に複数又は重複して応募は出来ません。尚、他の申請者の共同研究者として名前が記されることは問題ありません。


5. 助成対象となる費用

  研究に直接必要な経費
  但し、以下に記載した費用は対象外とします。
  ● 応募する研究者本人及び共同研究者の人件費
  ● 汎用性のある機器(例:パソコン、ファクシミリ、複写機)の購入費
  ● 応募者が所属する組織の間接経費・管理経費・共通経費

6. 助成の対象とならない研究

  ● 営利目的、または営利につながる可能性の大きい研究
  ● 他の機関からの委託研究
  ● 実質的に完了している研究

7. 助成対象者の義務等

助成対象者は、当財団と「合意書」を締結し、助成期間満了後に研究の経過・結果、及び会計に関する報告を提出して頂きます。提出された研究成果報告書は国立情報学研究所の「民間助成研究成果概要データベース」へ登録、 また住友財団のホームページでも公開します。研究成果を発表する場合には、当財団の助成を受けたことを明示して頂きます。

8. 選考手続

当財団の選考委員会にて選考のうえ、2010年10月頃開催予定の理事会にて決定し、直ちに採否を文書で各申請者に連絡します。なお、採否の理由についてのご照会には回答致しかねますのでご了承下さい。

9. 選考基準

 下記諸点に重点を置き選考します。

社会性 

研究目的に対する学術的・社会的要請が大きいもの
実現性  研究計画が充分に検討されていて目的達成の可能性が高いもの
独創性  独創性に優れ、他の研究の端緒となる可能性のあるもの
境界性  従来の学問の分野の境界にあるもの
必要性  政府・企業等の補助、助成が得難い等、当財団の助成の必要性が高いもの


応 募 方 法


1. 申請書類のダウンロード

@ 以下に朱書きで「募集要項」、「申請書記入要領」、「申請書フォーム(1ページ)」及び「申請書フォーム(2〜5ページ)」と表示されています。これら の項目の右側にある下線の付いた文字をクリック頂くとそれぞれのページが開きます。
A PDF形式の申請書フォームの読み取りにはAcrobat Readerが必要となります。ご入用の場合は、以下に朱書きの「Acrobat Reader」をクリックして頂くとAdobeのホームページにリンクし、無償でダウンロードできます。
  募集要項 PDF  
  申請書記入要領 PDF html
  申請書フォーム(1ページ) PDF  
  申請書フォーム(2〜5ページ) WORD PDF(レイアウト確認用)

     Acrobat Reader


2. 申請書の作成

@ 申請書を記入要領(別紙)に従い作成します。申請書は全部で5ページです。「申請書フォーム(1ページ)」が申請書の1ページ目に、「申請書フォーム(2〜5ページ)」が申請書2〜5ページ目になります。
A 「申請書フォーム(1ページ)」はデータ入力が可能なPDFとなっており、入力後保存します(署名・捺印する前の承諾書欄は未記入の状態)。財団では、入力されたデータを取り込み、申請者管理の為に使用しますので、画像や写真データにはしないでください。



3.受付番号の取得
 

@ 所属機関の承諾が取れることを確認した上で、上記2.Aで保存した「申請書フォーム(1ページ)」のファイルをメールに添付して以下の申請受付用アドレス宛に送付します。なお申請書フォーム「(2〜5ページ)」は受付には必要ないので送信しないでください。
申請受付用アドレス:

   sumitomo-found.kanboshu2010@xqd.biglobe.ne.jp

データ送信の締切は6月23日(水)必着
とします。
A 財団側で申請書データを確認後、受付番号をメールで連絡します。
注)応募締切直前は受付が混雑し、連絡に時間がかかることが想定されますので、データ送信はできるだけ早めに行うようお願いします。
B メールで送信された受付番号(4桁)を申請書1ページ右上と申請書2〜5ページ右上の「受付番号10」の後に続けて入力します(番号は印刷後の用紙に手書きでも可)。
C 受付番号を入れた申請書2〜5ページを印刷して、同じく受付番号の入った申請書1ページとセットして申請者が署名・捺印し、承諾書欄を記入の上、所属機関の長の承認印を受けて申請書原本とし、コピーを一部取ります。


4.申請
書類の送付

  以下の書類を郵送にて住友財団宛お送りください。
@ 申請書原本   1部
A 申請書コピー  1部

 
@原本、Aコピーの印刷(コピー)は片面5ページ、黒単色でお願いします。選考作業で使用する都合上、両面コピーはしないでください。
送付の際、封筒表に「環境申請書在中」と記入してください。


 
不備がある場合、受付できませんので必ず募集要項・申請書記入要領をご覧の上申請書を作成してください。なお、海外からの申請における住所等の英語での記入、同様にレターサイズでの印刷等やむを得ない変更は可とします。


5.
その他注意事項

ご送付頂いた申請書等は返却致しません。
書類管理の都合上、財団への持参はお断りします。
申請書類は、受付番号を取得次第、以下に記載の郵送書類の提出締切日必着にて、提出してください。
申請書1ページのメールによるデータ受付の後、郵送による申請書類が到着した時点で受付完了となります。
郵送による申請書類を受領した段階では改めてEメールによる受領通知は致しませんので、申請書類は念のため配達が記録される方法(「配達記録」「宅配便」等)でお送りください。
申請受付用のメールアドレスは募集期間終了後一定期間経過した時点で使用を終了します。申請受付完了後に各種照会・連絡等が必要になった場合は、受付番号を明記の上、以下に記載のメールアドレス宛ご連絡ください。


個人情報の取り扱いについて

申請書にご記入頂いた個人情報は、選考及び選考結果のご通知のために使用いたします。
助成が決定した場合は、申請書にご記入頂いた助成対象者のお名前、所属、職位及び助成対象研究テーマと、助成金額を公表いたします。


. 応募締切日

  データ送信の締切:2010年6月23日(水)必着

  郵送書類の締切: 2010年6月30日(水)必着


7.応募先・お問い合わせ先


〒105-0012 東京都港区芝大門 1-12-16 住友芝大門ビル2号館

公益財団法人 住 友 財 団

TEL:03-5473-0161    FAX:03-5473-8471

E-mail:  sumitomo-found@msj.biglobe.ne.jp
 

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