染織裂

マントの見本

パラカス文化(ペルー)染織作品の復元と分析

  2500年程前、ペルーの南部海岸に栄えたパラカス文化では、既に高度な染織品が製織されていた。およそ1.5×2mのマントが当時の埋葬者の包みとして、また、副葬品として当時の遺跡から多く出土している。マントは当時の世界観を窺い知ることのできる宗教文様が余白なく多彩に施されているのが特徴である。
  文様毎に切り取られた345点の染織裂の技法や図像の解析をし最終的に修復・復元を目指す。数から推測すると4枚のマントに復元できると考えられる。本年度は復元のための調査、解析を進める予定である。

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