作者不詳 紙本金地着色六曲一双屏風
「一の谷・屋島合戦図」(部分「一の谷合戦図」)
(縦138cm 横348cm)

エドアルド・キオッソネ東洋美術館(ジェノバ、イタリア)の
屏風の保存・修復

イタリア人エドアルド・キオッソネは、明治政府の招請で1875年に来日した「お雇い外国人」で大蔵省印刷局での紙幣や切手の印刷技術の指導、及び皇族の肖像画の作成等に活躍した。東京で没するまでの23年間に政府要人等との交流を通じて日本美術への造詣を深め、多くの美術品を蒐集した。そして、没する直前にこれら日本美術品を生地ジェノバに寄贈した。
このコレクションの中から今年度は江戸時代初期の作品である六曲一双屏風「一の谷・屋島合戦図」のうち、「一の谷合戦図」一隻をオランダ・ライデンの修復所で保存・修復する。

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