(本紙 縦130.0p 横163p)

松図牡丹孔雀図衝立

江戸時代後期の円山四条派による衝立で、一面には呉春の松図、その裏面には亀岡規禮(かめおかきれい)の牡丹孔雀図がある。
四条派の祖ともなった呉春と寡作でしられる規禮の力のこもった大作であると同時に、両画家の組み合わせも円山応挙門人の関係をうかがう上で貴重な資料である。
しかし現状は画両を支える掾(たるき)が崩壊し、本紙には大きな傷2ケ所のほか、顔料の剥落、過去の修復跡の変質などが目立ち、出し入れさえ危険な状態である。

Copyright (C) The Sumitomo Foundation. All Rights Reserved.

前ページに戻る