(縦42p 横1690.5p)

淀川両岸図巻(円山応挙筆)

京都から大坂まで淀川を船で下る行程を、全巻幅42p、長さ1690.5pの長大な画巻に詳細に描出し、特に両岸の風景を船上の人の視線の向きに沿って描いたことで広く知られる。実業家原六郎(1842〜1933年)の旧蔵品として原家に伝来した。
 海外での評価も高く、これまで国内外の近世美術の展覧会に出品されてきたが、経年による膠の固着力の劣化のため、絹の破損、浮きが目立ち危険な状態である。
2ヵ年間で修復を行う。

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