冷泉家古文書

冷泉家古文書　　某書状（縦28.9㎝　横50.9㎝）

冷泉家古文書（れいぜいけこもんじょ）他１件

冷泉家に伝来した中世文書278通のうち掛軸装となっている３幅（某書状、藤原為家書状、某書状）と、私家集承空本43点を修復する。
冷泉家古文書は、一家に伝来した数少ない中世の文書として貴重なものであるが、長い時代を経て横折れや虫食いによる損傷がみられる。
私家集承空本43点は、永仁２年（1294年）～嘉元元年（1303年）に僧承空（しょうくう）が書写した小野小町、紀貫之等の歌集で、本文はすべて片仮名書きとなっている。43冊の紙数合計776。国文学研究上貴重な遺品であるが、虫食いによる損傷が著しい。