(総高62.7p)

金銅宝塔(こんどうほうとう) 
舎利を納置する金銅製の宝塔。細身でやや長い塔身は南北朝時代の特色をよく示すものである。
複雑な上層組物や要所に付された金具類、塔身の四方扉の表面や内面の蓮華唐草文様(れんげからくさもんよう)や八方天部像(はっぽうてんぶぞう)の流麗な線刻など、細緻で精巧な技法は南北朝時代の金属工芸品の水準の高さをうかがわせる。
本瓦葺の破損、相輪頂上の宝珠下二重の花盤のゆがみ、鎖の欠失等を修復する。

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