仁安2年2月冒頭断簡(縦28.5p 横18.6p)

平松家(ひらまつけ)本「兵範記(ひょうはんき)」断簡

京都大学総合博物館が所蔵する平松家文書中の、平信範(たいらののぶのり1112〜1187年)の日記「兵範記」の断簡は、全115葉を数え、陽明文庫本25巻・京都大学附属図書館本25巻(ともに重要文化財)と一具をなす、平安後期の自筆清書本の断簡と見られる。
本断簡は上記古写本の欠を補い、後世の流布本にも当該記事が見出せないなど、史料的価値はきわめて高い。
 現状保存状態が良くなく、利用にも不便が多いので、新たに裏打ちを行ない、正しい順序に復原して、冊子4冊・巻子1巻に仕立てる。

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