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薬師如来座像(像高94p) |
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川崎薬師堂 薬師如来坐像他4躯 |
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川崎薬師堂には薬師如来坐像を本尊とし釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像、広目天立像、多聞天立像の5体が安置されている。いずれも銘がなく造仏年代は不明であるが、像容、衣服、印相などの特徴から和風化の進んだ平安時代後期の作と考えられる。3如来坐像とも寄木造りで内刳りが施されていて、天衣の彫りが浅く皺数は少なく、丸顔にして伏目がち、鼻は低く唇は女性的で小さめである。 虫くいの被害がひどく、釈迦如来坐像は右肘の接合部が脱落するなどしている。修復は2カ年計画で今年度は3如来坐像の修復を行う。 |