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阿弥陀如来立像(像高78cm) |
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木造阿弥陀三尊立像 |
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本三尊像は、鎌倉時代初期に活躍した仏師快慶が創作したスタイルである「安阿弥様(あんあみよう)」来迎三尊の佳作として注目すべきもので、 13世紀の作と考えられる。中尊は快慶の作風と比べると、表情・肉身・衣紋などすべて穏やかにまとめられ、目が小さく、目鼻立ちが顔の中心部に寄り気味なのも特徴的である。脇侍像は、ポーズや衣紋表現などに動きがみられ、中尊とは作風を幾分か異にする。阪神・淡路大震災により本堂が倒壊し、本三尊像も被災したため、各矧ぎ目に離れと緩みがみられ、欠失や欠損部もあるため、解体修理を行う。 |