聖徳太子

本紙 126.0cm×75.1cm

 絹本著色 聖徳太子及天台高僧像

  一乗寺は、飛鳥時代の創建と伝わる兵庫県加西市にある天台宗の古刹である。

 同寺に伝わる本作は、平安時代11世紀に遡る天台宗祖師像として比類ない価値を誇る作品であり、国宝に指定されている。インド・中国・日本の天台宗祖師9名に聖徳太子を加えた10名をそれぞれ1幅に描き、全10幅からなる。11世紀の祖師像の現存例として極めて稀であるのみならず、祖師の造形や衣の文様等に認められる豊麗な彩色や金彩の表現は11世紀絵画を代表するものとして高く評価されている。

 しかしながら、画面には経年の劣化による料絹の強い折れや欠失、顔料の剥落等の損傷が著しく、早期の修理が必要な状況にある。5ヵ年計画で修復を行っており、本年度は3年目となる(住友財団の助成としては2年目)。 


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