降三世明王像

像高 158.0cm 

    軍荼利明王像

     像高 158.9cm 

 木造降三世(ごうざんぜ)軍荼利(ぐんだり)明王立像

  尊延寺は、寺伝に聖武天皇の勅願により天平3年(731)創建と伝える古刹である。

  両像は、同寺の本堂となる不動堂に安置される五大明王のうち、11世紀前半に造立されたと考えられる五大明王の中で今日まで伝わった2躯である。構造や作風にやや違いがあるものの、大きさや細部の特徴的な形式が一致していることから一具の制作と認められる。制作当初の彩色や部材が残る部分も多く、五大明王像の展開やこの時期の群像の制作体制を考える上でも重要な作例といえる。

 しかしながら、両像とも表面の剥落が進み、各部の矧ぎ目も緩んで自立さえ覚束ない状況にある。本年度より4ヵ年計画で修復を図る。  


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