前輪高 27.2p 後輪高 30.5c

 梅竹蒔絵鞍(まきえくら)

  鹿島神宮は、神武天皇元年の創建と伝わり、古くから朝廷や武家の信仰の厚い古社である。

 本鞍は、一つの鞍に中世鞍と古代鞍の特徴が混在する珍しい形態で、蒔絵で飾られた鞍としては最古例に属するものである。源頼朝が奉納したものという伝承があり、形状や加飾の様式から製作年代はやや遅れるものとみられるが、有力な武士によって奉納された可能性は十分に考えられる貴重な鞍といえる。

  しかしながら、経年により漆塗膜の表面に亀裂が生じ、塗膜の浮き上がりや剥落・欠失が随所に確認できるほか、構造的にも不安定な状況にある。本年度より2ヵ年計画で修復を図る。


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