盲生用 針跡図(理科実験図)

59.9cm×76.8cm

 京都盲唖院(もうあいん)関係資料

 京都盲唖院は、明治11年(1878)に創立された、盲・聾教育を行う日本最初の公立学校である。本資料は、京都盲唖院及び後継学校に関する資料群で、文書・記録、教材教具、凸字・点字資料、生徒作品などの3,000点が含まれる。質量共に豊富で、同校の歴史・教育内容を具体的に伝え、我が国の盲・聾教育史ひいては近代教育史研究上の価値が高いとされ、平成30年(2018)に重要文化財に指定されている。

 しかしながら、資料の中には本紙の折れや虫損による欠失が生じるなど傷みが進行しているものも少なくない。今回17点を対象とし、本年度より5ヵ年計画で修復を図る。


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