2022年度「環境研究助成・課題研究」募集課題

「地球規模で深刻化する環境問題とポストコロナの時代での社会変化に関する環境問題の理解と 解決のための学際研究または国際共同研究」

新型コロナ禍は収束の兆しが見えず、社会構造にも人々の行動にも大きな影響を与えている。不織布マスク、医療現場での手袋やワクチン注射筒など世界中で多量の使い捨てプラスチックが使われ、新たな環境問題を引き起こしている。リユース、シェアといったこれまで環境に良いと思われていた行動にも再考が必要かもしれない。さらに、AIやIOTなどデジタル化社会の高度化が進んでいるが、その大きな恩恵の影には、スーパーコンピュータやビッグデータ保存、AI搭載機器による大量な電力消費等々、新たな資源問題や環境問題も浮上している。一方で、異常気象による災害はますます頻発化しており、地球温暖化、地球規模の環境汚染、水や食糧の不足、天然資源の枯渇など問題は深刻化かつ重層化している。

本課題研究は、ウイズコロナ、ポストコロナ時代における環境問題の構造を理解し、その解決を目指す包括的な学際研究を募集する。具体的には、脱炭素社会、農業・漁業・林業における自然の保全及び産業としての維持、海陸の生態系の回復、持続可能なエネルギー、再生可能な資源の持続的利用に向けての取り組み、地域固有または地球規模の大気・海洋汚染、マイクロプラスチック、有害化学物質などによる環境劣化、衛生の問題の解決などの諸領域において、独創的な研究(地球規模の課題の場合、国際的な共同研究も)を期待する。自然科学的アプローチだけではなく、コロナ禍における人間行動や社会経済システムがどう変化したか・すべきかを探求する人文社会科学的アプローチまたは双方に跨る学際的アプローチも歓迎する。


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