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プレ・アンコールの遺跡であるサンボール・プレイ・クック遺跡は真臘の王イーシャナヴァルマンによって7世紀中頃に建設された真臘の王都イーシャナプラ(伊奢那城)であったと判明している。しかし、ヘンリ・パルマンティエ氏による1927年の概報があるのみで、現状については実態が把握されていなかった。昨年度は全域の詳細な配置図を作製し、現状の建築学的調査を行ったが、今年度は、遺構全体の中で最も重要かつ崩壊が進み危険な状況にあるN18遺構に焦点を当て、詳細な修復前実測図を作成して修復方法構築のための基礎データを収集する。 |