大英博物館(イギリス)所蔵「聖徳太子像」他、日本画2点の修復

 大英博物館内の平山修復スタジオのスタッフと日本の国宝修理装?師連盟が派遣する修復師との共同作業で所蔵の絵画を継続して修復し、技術移転も図っているもの。
1.「聖徳太子像」(写真)は、香炉を持つ16才の太子が父、用明天皇の病気平癒を祈る姿が描かれており、歴史的資料としても大変貴重な作品である。
2.「扇面散らし図屏風」(河村文鳳筆、六曲一双、紙本金箔銀箔地著色、171cm x 377cm、1800年頃)は、35面の扇を散らしたとても豪華な屏風で、中世以来、人気のテーマであったもの。
3.「法隆寺金堂壁画模写」(桜井香雲筆、紙本著色、317.7cm x 260.4cm、1879年頃)
   1949年火災により焼損した法隆寺金堂の北側西寄りの壁に描かれていた「弥勒浄土図」の模写である。
 尚、3の「法隆寺金堂壁画模写」は、今年度から修復対象に追加されたものである。

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