キオッソーネ東洋美術館(イタリア)所蔵 浮世絵等の修復

 キオッソーネ東洋美術館は、明治政府が招聘した「御雇外国人」であったキオッソーネが蒐集した質の高い日本美術コレクションを公開する美術館として、イタリア内外での日本美術の紹介に貢献している。
 修復助成対象は、展示公開にはふさわしくない状態となっている当美術館所蔵の24点の浮世絵等を主な修復対象候補として、優先度の高いものから行う修復に対して助成するものである。
 現状は、酸化による劣化、シミ、黄ばみ、虫食い等問題が多く、鑑賞に耐えられない状態であるため修復が急がれる。

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