(裏面)

ワット・スタット寺院(タイ)大扉の修復

 ワット・スタット寺院は、タイ国ラタナコーシン朝第2代ラーマ2世王(1766−1824)が創建した王室寺院であり、本尊にはスコータイから請来した大仏(15世紀)を安置するほか、寺院内には数多くの文化財を所有している。
 修復助成対象の仏殿大扉は、ラーマ2世王自らがデザインし彫ったものと言われており、タイの伝統技術を伝える木彫美術の白眉として知られる。現在はバンコク国立博物館に展示されているが、1959年の火災で焼損した後、処置が行われなかったため適切な修復が急務となっていた。今年度は、裏面の絵画の修復を行う予定。

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