大英博物館(英国)所蔵「朝鮮通信使絵巻」他、日本画2点の修復

 大英博物館内の平山修復スタジオのスタッフと日本の国宝修理装潢師連盟が派遣する修復師との共同作業で所蔵の絵画を継続して修復し、技術移転も図っているもの。
1.「朝鮮通信使絵巻」(写真)は、1748年に来朝した朝鮮通信使一行の行列を描いたもの。筆致は精緻で造形性・芸術性が高い。
2.「文を読む花魁図」(喜多川歌麿筆、紙本著色、1805年頃)は、単純な設定の中にも豪華で官能的な花魁の姿の表現を完成した優れた作品。
3.「聖徳太子像」(絹本著色、14世紀)は、香炉を持つ16才の太子が父、用明天皇の病気平癒を祈る姿が描かれており、歴史的資料としても大変貴重な作品である。

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