フリーア美術館(米国)所蔵日本画修復のための材料調達

  フリーア美術館は、1923年にスミソニアン初の美術館として設立され、日本の作品は、奈良から明治初期まで約6,000点を所蔵し国宝級の美術品も少なくない。
本件は、以下の作品3点を対象とし修復に必要となる特殊な和紙と裂(きれ)の調達を助成するもの。
 @ 「高峰原妙禅師図」(写真)仲安真康筆、紙本墨画、15世紀中頃
 A 「蟹図」葛飾北斎筆、絹本著色、1825〜1830年
 B 「南瓜蔓と虻図」葛飾北斎筆、絹本著色、1860年頃
 3点とも経年による劣化を起こしており、修復の上、掛軸に仕立て直す。修復作業は、当美術館自らが行う。

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