ノースキャロライナ大学アクランド美術館(米国)所蔵「禅僧三幅対」の修復

  アクランド美術館は、1958年に設立され15,000点以上の時代的にも地域的にも幅広い美術品を所蔵しており、特にアジアの作品に強みがあると言われている。
  「禅僧三幅対(梅、白衣観音、竹)」は、1400年頃の室町時代の掛軸で、同時代の禅宗の精神をよく表しており質が高い。三幅対として現存するものは大変珍しく、恐らく海外に現存するのはこの一点のみではないかと言われている大変貴重な作品である。
  現状は、傷みがひどく使用に耐えられない状態であり修復が急がれる。修復は、米国の日系修復所にて行われる。

Copyright (C) The Sumitomo Foundation. All Rights Reserved..

前ページに戻る