タジキスタン国立古代博物館所蔵・ソグディアナ出土壁画断片の保存修復

 中央アジアのかつてソグディアナと呼ばれた地域において、5〜8世紀の遺跡から壁画が出土している。これはシルクロードの商人として繁栄したソグド人が描いたものである。
 本事業では、タジキスタン国立古代博物館が所蔵する同国北部のカライ・カフカハI遺跡出土の壁画を対象とし、保存修復処置を行う。図像の再構築のための接合処置や、表面のクリーニング、壁画断片の安定化のための強化処置、さらに、マウント処置を行い、これらの壁画断片の展示を目指す。

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