サンボー・プレイ・クック遺跡群(カンボジア)の保存修復

 サンボー・プレイ・クック遺跡群は、カンボジアの国土のほぼ中央に位置する古代都市である。アンコール・ワットに代表されるアンコール遺跡に先行すること約500年、西暦7〜8世紀に築造されたチェンラ王朝の首都「イーシャナプラ」に比定されている。都城址に加えて、水路、古道、人工池といった土木工作痕、そして寺院跡を含む合計134の考古学サイトがこれまでの調査で確認済である。本事業では、遺跡群の中でも最も主要な複合寺院であるプラサート・サンボー境内に配される煉瓦造祠堂の保存修復工事を実施する。

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