ラホール城(パキスタン)所蔵・英領インド時代撮影の考古学調査写真乾板の保存とデータベース化のための事前調査

 英領時代(20世紀初め)に、現在のパキスタン北西辺境州のカシュミールとパンジャーブの遺跡群の、一般踏査と発掘調査が行われた。その際の記録と保存修復プロセスを、インド考古局北方支所が撮影したガラス乾板が、ラホール城管理事務所に保管されている。写真の多くが未発表であり、学術的にも遺跡の保存整備にも、重要な知見を与えてくれるものである。ただ全体の把握も手がつけられていない状態のうえ、撮影後およそ100年を経過し劣化が進むほか、保存・管理にも問題がある。そのため、本事業では、この乾板の保存とデータベース化に向けた調査を実施する。

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