大英博物館(イギリス)所蔵 「虎図」、「渡唐天神像」及び「子島荒神像」の修理

 大英博物館の所蔵する3点の絵画を、大英博物館内の平山修復スタジオのスタッフ2人(1人は経験の浅い英国人女性、1人は日本人修復師)と日本の国宝修理装?師連盟が派遣する修復師との共同作業で修復し、技術移転も図ろうとするもの。
 「虎図」は、18世紀後半から19世紀初頭に京都で活躍した岸駒の1790年頃の作品。表装の状態が悪い。
 「渡唐天神像」は、室町時代後期(16世紀頃)の作品で無款。額装を掛幅に修復する。
 「子島荒神像」は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて(14世紀)の作品で無款。額装で傷みも激しく、過去の修復も手直しを要する。
 修復は2カ年計画で行う。

Copyright (C) The Sumitomo Foundation. All Rights Reserved..

前ページに戻る