(縦43.2p 横101.8p)

富士三保清見寺図(伝雪舟筆) 
横長の画面に富士と三保松原、清見寺を中心とする景観を描いた本図は、近年の研究により雪舟の原画ではなく、室町時代に描かれた忠実な模本と考えられているが、現存作例の極めて乏しい雪舟の真景図を考える上で非常に重要な作品と位置付けられている。
 また本図は、二代藩主・細川忠興に雪舟門人の祖父をもつ松田円斎が献上したものである。
本修理では、軸装を解体し裏打紙を交換すると共に、画面上に生じた多数の折れや亀裂の捕修を行う。

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