「黒闕腋袍(くろけってきのほう)」
(身丈 後133.0cm 前幅32.4cm 後幅32.1cm)

「八瀬(やせ)童子(どうじ)関係資料」装束類91点

  重要文化財「八瀬童子関係資料」とは、現在の京都市左京区八瀬の地域において自治組織を形成した里人(古来より八潮童子と呼称する)によって伝世された南北朝時代から昭和14年に至るまでの文書・記録類650点と装束類91点をいう。
 今回助成の対象となる装束類は、明治時代以降の大喪の儀及び大礼の儀において、八瀬童子が着装したもので、平安時代の下級官人の装束を模して制作された。
 大喪の儀の装束として黒闕腋袍(くろけってきのほう)、肩当(灰青色)、黒布袴、黒布帯、脛巾(はばき)が、大礼の儀の装束として黄布衫(きふさん)、裲襠(りょうとう)、白布袴、白布帯、脛巾などが残されており、3ヵ年計画で修復を行う。

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