「釈迦三尊十六善神像」(本紙 縦96.1cm 横37.8cm)

絹本着色 釈迦三尊十六善神像

  山梨県大月市の春日神社には、隣接する花井寺(かせいじ)に所蔵される紙本墨書大般若経(600巻、山梨県指定文化財)と一具をなす絹本着色釈迦三尊十六善神像が所蔵されている。釈迦三尊十六善神像は、作者不明ながら、文殊、普賢両脇侍が獣座に乗らない他は流布本の形式を踏襲する図像となっており、室町初期頃の作と推察される。
 釈迦三尊十六善神像が春日神社に所蔵されるのは、明治初期の神仏分離政策に伴って、「十六善神」の名称から神社のものと考えられたためと思われる。
 現状、画面全体に白いカビが見られ、横折れも多数見られる。本紙肌裏打ちの浮きや、表装裂地の摩耗も目立つので適切な処置を必要としている。

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