(本紙 縦28.1cm 横44.5cm)

 紙本墨書 明智光秀書状1幅

  芦浦観音寺文書233点は草津市観音寺に伝わる古文書群である。観音寺の住職は、織田・豊臣・徳川政権に仕え湖水舟奉行などを務めた。古文書群に含まれる明智光秀書状は、現存数少ない光秀発給文書のひとつとして貴重なもの。書状の内容は、飛脚の路次における安全確保を要請し、併せ織田信長の出動日を伝えたもので、「元亀争乱」期の動揺する政治・軍事情勢の中、明智光秀や近江芦浦観音寺が果たした役割について知ることのできる重要な史料である。
 粗悪で不適切な素人表具が施されているため、激しい折れが生じ、全体にゆがんで仕立てられており、現状のままでは展示すら困難。現在は、滋賀県立琵琶湖文化館(休館中)に寄託されているが、表具の取り替え、箱の新調等により展示可能となるよう修復保全する。

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