総高 600p 像高 480p

 木造亀山上皇立像(銅像原型)

 本像は、福岡県出身の近代彫刻家・山崎朝雲(1867〜1954)によって、明治35年に完成した木彫像である。総高6メートルに及ぶ巨像で、福岡市の東公園にたつ銅像の原型として制作された。近代木彫像として最大級の大きさを誇るとともに、明治時代の大型銅像のうち、銅像と原型とが揃って完存する作例としても高く評価される。
 長く東京都のよみうりランドで保管されてきたが近年、元寇と亀山上皇にゆかりの深い筥崎宮に寄贈・九州へ移送された。
 これを受け、部材を緊結し、欠損箇所を補修する等の修理を行い、完了後は筥崎宮境内に新設した収蔵施設で公開する。

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