日鑑記 36冊  各綴装 縦 24.2p 横 17.0p

 蝦夷三官寺(えぞさんかんじ)「国泰寺(こくたいじ)関係資料」

 国泰寺は、文化元年(1804)に、江戸幕府が設置を決定したいわゆる蝦夷三官寺の一つで、昭和48年(1973)には「国泰寺跡」として国の史跡に指定され、平成17年(2005)には歴代住職等により60年間書き綴られた寺務日誌の「日鑑記(にっかんき)」36冊など文書・典籍類・経典等計832点が重要文化財に指定された。
 本事業では、江戸時代の東蝦夷地の様子や人々の往来、異国船の来航や地震等の詳細な記録で北海道の近世史解明の基本史料といわれる「日鑑記」36冊や典籍6冊、さらに「妙法蓮華経」7帖の計49点を4カ年で修復する計画。
 現状は、表紙の欠損や擦れ、折れ、剥がれ、綴じの切れ等が散見されるため保存公開のための修復を実施する。

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