花園上皇院宣案 本紙 縦 31.6 p 横 48.0p

  正伝寺文書(全26通)

  正伝寺(京都市北区西賀茂)は、東巖慧安(とうがんえあん)を開山とする臨済宗の寺院。この正伝寺の文書一巻には、鎌倉時代から室町時代までの文書が収められている。内訳は、延慶元年(1308)の元津上人あての後二条天皇の綸旨(りんじ)をはじめとする歴代天皇の綸旨十三通のほか、院宣(いんぜん)や令旨(りょうじ)など、合わせて二十六通となっている。
 これらが一巻となっているが、虫損やウキ・糊離れなどがあることから、文書の保存や公開に支障をきたしている。これを修復することによって、保存・公開が可能な状態にすることを目的とする。

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