後陽成天皇口宣案 (片岡社神位正一位授与 縦 32.5p 横 43.8p)

賀茂別雷神社文書(かもわけいかづちじんじゃもんじょ)

 賀茂別雷神社文書は、平安時代以降、皇城鎮護の神として尊崇されてきた上賀茂神社の歴史を反映した古文書と日記・記録類がまとまって現存する史料群である。
 平安時代後期から室町時代中期までが中心の巻子装文書の中には、 「源頼朝袖判下文」「後醍醐天皇綸旨」「後陽成天皇口宣案」等の貴重文書があり、内容は上賀茂神社の存立、信仰、貴布禰社との関係、膝下社領、諸国所領に関する公家・武家の発給文書等である。
 来る平成27年に斎行される「第42回式年遷宮」の古文書修復事業として、虫損、折れ、糊離れ等、経年の損傷が目立つ巻子装19巻を昨年度から8カ年の計画で修復する。

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