中将 (縦 20.3p 横 14.0p)

一色能の能面(31面)

 一色能(いつしきのう)は、鎌倉時代に毎年正月伊勢神宮奉納を行う猿楽の座(伊勢三座)のひとつ和谷座(わやざ)の流れを汲むもので、毎年3月の一色神社例祭の日には、奉納能を欠かすことなく開催している。
 今回修理する古面は、全て一色能に欠かせないものばかり。現状殆どの能面で彩色の剥離、剥落が目立ち、面の木地自体にひび割れや欠損のある面もある。
 修復は、現状維持を目的として昨年度から2ヵ年の計画で実施しており、本年度で完了する。

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