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| 本紙 縦 85.7 ㎝ 横 37.5㎝ |
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絹本著色 地蔵十王図 |
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福井県小浜市伏原の愛宕神社に伝来する本図は、鎌倉時代末期から室町時代初期のもので作者不詳。中国の画様式や道教思想を背景に地蔵菩薩と閻魔大王など冥界の10人の王が描かれている。 表具裏面の慶安３年（1650）槐堂和尚（常高寺の開山）の由来書によると、この仏画は本来常高院（小浜藩主京極高次夫人：初）秘蔵であったが、寛永８年愛宕神社に奉納された。仏画の希少価値とその由来の歴史性から重要な文化財である。 現状は、経年により本紙・表装とも傷みや劣化が著しいため、剥離止、旧裏打紙除去、補修、補彩、総裏打等の修復を施し保存を図る。修復 後、若狭歴史民俗資料館等で展示・公開する予定。 |
