各隻 縦 156.7 p 横 345.4p  写真は右隻

長谷川等伯筆 「竹林七賢図屏風」

 京都の建仁寺山内両足院所蔵の竹林七賢図屏風は、日本の桃山時代を代表する画家、長谷川等伯(1539〜1610)が慶長12年(1607)69歳の時の作品で、その晩年の基準作として広く一般に知られている。
 現状は、本紙・表装とも破損が著しく、蝶番部分が各所で破断しており、ここ数十年公開に供されたことがない。 
 今回の修復では、解体して本紙を取り外し、適宜、補修・補強した後、新調した表装部分と貼り合わせて、新たに六曲一双の屏風に仕上げる。
修復完了は、1年後になるが、翌2010年は長谷川等伯没後400年目の区切りの年に当たるので、等伯に対する関心が高まるものと予想される。

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