本紙 縦 175.0p 横 87.5p

絹本著色 万五千仏図(まんごせんぶつず)

 朝鮮半島・高麗時代(13世紀)に制作されたと考えられる仏画で、作者は不明。上部の「萬五千佛」や「大平」の題字、中央に描かれる観音菩薩の着衣や背景に至るまで、金泥や墨線で描かれた無数の小化仏で埋め尽くされる点に特色がある。
 重厚かつ細密画的な優れた作風は、高麗の宮廷様式をよく示している。
 現状は、画面全体にわたって強い折れが生じており、折れ山が擦れることによって細かい剥離や剥落が進んでいる。欠失部や損傷部を処置し、肌裏紙を含む全ての裏打ち紙を打ち替え、表装裂を新調して改装を行う。  昨年度から修復を始め本年度で完了する。

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