伝玄奘三蔵坐像(像高85.4cm)
木造四天王立像・伝玄奘三蔵坐像・伝天武天皇坐像
 6躯の本像は、長らく破損仏としてばらばらの状態で薬師寺に伝わってきたが、近年、復元が可能な状態にまで部材が整理され、平成9年から修復が進められている。
いずれも鎌倉時代の寄木造り彩色仕上げになる等身大の像で、四天王像は文永11年(1272)の墨書を有す点で貴重であり、伝玄奘三蔵像・伝天武天皇像は寺伝通りならば、ともに薬師寺に縁深く(玄奘三蔵は法相宗の始祖、天武天皇は発願天皇)、他に類例のない彫像だけにその意義は大きい。
 修復は最終年度を迎え、残る多聞天立像と、伝天武天皇坐像を完成させて6カ年の事業は完了する。

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