第1幅(本紙 縦150.5cm  横102.3cm)

絹本著色聖徳太子絵伝
  本誓寺は、越後へ流される際に立ち寄った親鸞聖人の教化を受け、天台宗から浄土真宗に転宗、戦国時代には一向一揆の拠点となった加賀地方の名刹である。本作品は、本誓寺に長く伝承されている寺宝の一つで、室町時代の作と推測されるが、作者は不明である。内容からみて元々10幅一具であったと思われるが、現存する5幅のうち第5幅目には既存の聖徳太子絵伝にはない親鸞聖人と善光寺如来の縁起が併せ描かれており、真宗教団の拡大を物語る歴史的な資料としても価値を有している。
 本紙全体に経年劣化、亀裂、剥落、擦傷、退色などが見られるため、昨年から始めた2カ年計画で未修理の3幅の補修を行い事業は完了する。

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