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（縦236㎝ 横180㎝） |
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絹本著色釈迦如来坐像 |
| 日光山輪王寺（りんのうじ）大猷院本殿（国宝）の後堂に祀られる仏画。東北に向かって鎮座する本尊木造徳川家光像の宮殿の後堂に、釈迦、文殊、普腎の三幅対で全壁面を覆うように懸けられている。 落款・書体から、狩野探幽五十代初期の画とみられる。本来絵仏師が描くべきだが、探幽が描いていることから家光と探幽の密接な関係が窺える。 狩野正信・元信の仏画を基とした、写意・画格・大きさ等特出した画である。 現状で大きな欠失等はないが、画面全体に白徽・褐色斑点が発生し、絵具の退色が目立つ。一昨年より３ヵ年間の修復を開始。３年目の今年度で完了する。 燻蒸を施し、絵具の剥落を止め、本紙の徽・しみ・汚れを除去。欠失・亀裂を補修、折伏を施し、表装仕立直し、保存を図る。 |