(本紙 縦91.2p 横49.8p)
宗義智(そうよしとし)公肖像画  
宗義智(そうよしとし1565〜1615年、19代島主)は徳川家康の命により朝鮮国との講和交渉を進め外交使節団朝鮮通信使の来日実現に尽力した人物で、この肖像画(作者不詳、江戸時代初期)は、宗義成が亡父の菩提寺萬松院(ばんしょういん)建立と共に奉納したと伝わっている。
 徳川家康公肖像画 (伝狩野守信筆、天海和尚賛、江戸時代初期)は、徳川家の許可を得て、対朝鮮外交の為に特別に建立を許された家康廟に奉納するために制作、宗家に下賜され、朝鮮通信使拝礼の際に用いられた。
日朝交流史の見直しが進められている今、両肖像画の歴史的価値は極めて高い。
両肖像画共料絹の損傷甚だしい。

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