(像高88.0cm)
木造宝冠阿弥陀如来坐像
真言宗財賀寺は神亀元年(724年)聖武天皇の勅願による行基の創建と伝えられる古刹である。
 本像は、財賀寺の末寺であった舌根寺(ぜっこんじ)の本尊で恵心僧都の作と伝えられるが、舌根寺の衰退とともに財賀寺に移されたとの伝承がある。
桧材の寄木造、彫眼で、天冠台はあるが宝冠は失われている。髻、地髪部並びに天冠台に平安後期の特徴が出ている。
 修復は、矧ぎ目のゆるみを漆で接合し、各欠失部及び後補の不適合箇所を補作し、漆箔の剥落止めを行う。

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