(本紙 縦110cm 横39.5cm)

絹本著色 十六羅漢図(16幅)

本作品は、萬福寺開創後の寛文2年(1662年)に、江州彦根藩筆頭家老木俣守安から黄檗山の開山隠元禅師に喜捨されたものである。室町時代の制作と思われ、図柄や施彩には、当時日本に多数舶載された中国羅漢図の顕著な影響が認められる。作者印が押されているが作者は不明。
 4ヵ年で修復する計画で、表装の全面解体、絵具の剥落止め、本紙肌裏の打替、摩損、欠失箇所、横折れの補修等保存修理を行う。4年目の今年度は4幅を修復し、修復は完了する。

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