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| 胎蔵界（縦７３ｃｍ 横５８．１ｃｍ） |
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けんぽんちゃくしょくしゅしりょうかいまんだらず |
| 山陰屈指の天台宗の古刹、鰐淵寺が所蔵する種子両界曼荼羅図（２幅）は、本来絵画で表現する曼荼羅を梵字で表現したものである。全剛界、胎蔵界共に種子は金泥で縁取りした白地円形文の中に墨書する。金剛界は種子の下部に台座はなく、胎蔵界は楕円形の台座が付く。 作者は不詳であるが、制作期は室町時代と考えられる。島根県内では種子曼荼羅は絶対量が少なく、貴重なものである。 本紙全体に析れ・虫蝕が著しく、解体修理を行う。 |
