助成の趣旨と助成対象

「心の豊かさ」を考えるとき、文化財は心豊かな生活の源となるとともに新たな文化の創造の基礎となるものです。  

また相互理解の基盤として自国及び他国の文化に対する認識を深め、相互の文化交流の歴史を知るには、文化財に接することが きわめて有効な方法となります。

これらの点から、文化財を保存して、次の世代に継承していくことは、今の世代の責務と考えます。
 

しかしながら、現在わが国において文化財の維持・修復に充てられる費用は、必ずしも十分とは言い難い状況にあります。
 

この助成は、文化財保護の一助として、日本国内にある文化財 (美術工芸品<絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書・考古資料・歴史資料>)の維持・修復事業を対象に、 助成を行うものです。 

応募資格

修復対象文化財の所有者(管理者の申請も認める場合があります。)

募集期間

2023年度は10月1日から11月30日まで募集を行いました。 

助成金額

(1) 助成金の総額 7,000万円 

(2) 助成件数の目処 40件程度

応募方法

「募集要項」をご覧いただき、「募集要項」の記載に従って、申請書用紙に必要事項をご記入の上、郵送でご応募いただきますが、2023年度の公募は11月末で終了致しました。

 

下記の朱記した文字をクリックしていただくと、ご参考までに掲載している2023年度の「募集要項」と「申請書フォーム」、「Q&A(よくあるご質問)」がご覧になれます。

 

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これまでの応募・採択状況

年度 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
応募
件数
113 134 125 126 120 110 107 125 111 111
採択
件数
42 37 35 33 39 46 51 48 47 45

上記の他、2016年度の応募の中から、「25周年記念助成」として、4件の助成を決定、実施しました。
また、2021年度の応募の中から、「30周年記念助成」として、5件の助成を決定、実施しました。

これまでの助成対象

2014年度以降の修復助成対象文化財の写真と説明を別表に掲載しております。 リンクしたページでご覧ください。

選 考

2023年度の選考委員は2024年夏に公表します。
2022年度の選考委員は下記の方々でした。

選考委員 (50音順、肩書きは選考時)
有賀 祥隆 東京藝術大学 客員教授
今津 節生 奈良大学 学長
根立 研介 京都大学 名誉教授
三輪 嘉六 前九州国立博物館長

助成対象者の皆様へ

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