月光菩薩                          日光菩薩
       像高 144.3cm                    像高 141.6cm

 木造日光月光菩薩立像(にっこうがっこうぼさつりゅうぞう)2

  西明寺(さいみょうじ)は、滋賀県の琵琶湖東岸に位置する古刹、いわゆる「湖東三山」のひとつとして知られ、国・県指定の有形文化財20点を含め、極めて多くの文化財を所有する天台宗の寺院である。本堂(国宝)の内陣の須弥壇上には、厨子に入った秘仏本尊・薬師如来立像(重要文化財)を中心に、日光月光菩薩、十二神将、四天王が安置されている。
 本尊の脇侍として安置される本両像は、高い肉髻や装飾的に表された天冠台と髪際の表現、また腰布結び紐のうねるような表現などには、中国宋代の影響が見られることから、概ね鎌倉時代中期(13世紀半ば頃)の作と推定されている。
 両像ともに漆箔の浮き上がりと剥離が甚だしく、矧ぎ目の緩みなどの損傷箇所も多い。光背・台座についても漆箔の浮きや欠失部分が多く、台座隅脚の欠失によって自立性に問題が生じるなど、早急に保存修理を要する。4ヵ年計画の修復は、本年度で完了する。


Copyright (C) The Sumitomo Foundation. All Rights Reserved.

前ページに戻る