冠船関係資料  慶應四年 日記

琉球国王尚家関係資料(りゅうきゅうこくおうしょうけかんけいしりょう)

 本品は、15世紀後半以来400余年にわたって琉球国の王家として君臨してきた尚家に継承されてきた貴重な文化遺産である。尚家当主から那覇市へ寄贈された琉球王国の王冠や衣裳、調度類など美術工芸品85点と王府の行政文書群である尚家文書1,166点で構成されている。琉球王国と王家に関する第一級の資料群であるとして、平成14年、衣裳や調度類が国の重要文化財に、平成18年に、尚家文書も加え国宝に指定された。
 現在は那覇市歴史博物館に保管され、研究者や一般の利用に供するため、マイクロフィルムによる保存を行っている。しかし、資料の状態が悪く、撮影できない文書も多数あり、10〜12ヵ年の長期計画で傷みの激しい文書から優先的に修復を進めている。
本年度はその7年目(住友財団の助成としては4年目)となる。


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