像高  51.0cm

 木造薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)

  養父市八鹿町八木地区は、丹波地方を代表する武家八木氏の本拠地として栄えた。八木氏は鎌倉時代に鎌倉幕府の御家人となり、室町時代には、応仁の乱(1467〜1477)における西軍の大将となった但馬守護大名山名宗全を支える四天王の一人として重用された。八木城は、安土桃山時代には、豊臣秀吉から任命された別所重棟(1529〜1591)の居城となったが、関ヶ原の合戦で西軍に与したため廃城となった。こうした歴史的由緒によって、八木城跡は平成9年に国の史跡に指定された。
 この薬師如来坐像は、下八木地区という集落が維持管理する薬師堂の本尊である。鎌倉時代の中央仏師の作で顔立ちの美しい優れた仏像とされている。
 背面に火を受けて炭化した痕跡もあり、虫損、鼠害など損傷が著しい。国指定史跡八木城跡に関連する文化財としても重要であり、修復し保存を図る。


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